白内障手術を受けるタイミングはどんな時ですか?
・白内障の症状は主に2つあります
①視力低下:ぼやける、かすむ、文字が読みづらい
②まぶしい:晴れの日の屋外がとてもまぶしい、夜間の運転で対向車のライトが異常にまぶしい
・このような症状で生活に支障を感じる場合は白内障手術を受けることで症状の改善を期待できます
白内障手術を受けた後に眼鏡は必要ですか?
・焦点が遠くに合っている場合は近くを見るための眼鏡が必要になります
・焦点が近くに合っている場合は遠くを見るための眼鏡が必要になります
・眼鏡をかけたり、はずしたりするのが面倒な場合は遠近両用眼鏡を使う場合が多いです
・焦点が中間に合っている場合は眼鏡をかけなくても日常生活に支障が出ない場合もあります
・多焦点眼内レンズを使用した場合は眼鏡が必要ないことが多いですが、小さな文字を読んだり、遠くを鮮明に見る場合に眼鏡が必要なことがあります
どこのメーカーの眼内レンズを使っていますか?
・白内障手術では濁った水晶体を除去して、水晶体の機能を代用する眼内レンズを入れます
・眼内レンズのメーカーについて:
眼内レンズのメーカーは主要なものでアルコン、AMO(Johnson&Johnson)、HOYA、興和、ニデック、参天製薬などがあります
当院では主にAMO(Johnson&Johnson)の眼内レンズを使用しております
他メーカーの眼内レンズをご希望の際はご相談いただければ可能な範囲で対応させていただきます
単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの違いはなんですか?
・眼内レンズには単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの2種類があります
・単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの比較
| 単焦点眼内レンズ | 多焦点眼内レンズ | |
| ①見える範囲 | ・焦点が遠くに合っていれば近くは見ずらい ・焦点が近くに合っていれば遠くは見づらい | ・遠くから近くまで焦点が合う幅が広い |
| ②眼鏡の必要性 | ・多くの場合必要 ・焦点が中間に合っている場合は日常生活では眼鏡が不要な場合もある | ・必要ないことが多い ・小さな文字を読んだり、遠くを鮮明に見たい場合は眼鏡が必要なことがある |
| ③鮮明度 | ピントが合っていれば鮮明に見える | 単焦点眼内レンズと比較すると鮮明さが劣ることがある |
| ④光のにじみ | 光がにじんで見えることは少ない | 夜間の街灯や車のライトがにじんで見えることがある |
| ⑤費用 | 眼内レンズ費用の負担は不要 | 片目で約30万円程度のレンズ費用が必要 |
注:焦点の位置は手術前に相談して決めますが、誤差によりズレが生じる場合があります
白内障手術の費用はどれくらいですか?
・単焦点眼内レンズの場合(片目、手術前後の検査・診察費用は別途)
3割負担:42000円 2割負担:28000円 1割負担:14000円
・多焦点眼内レンズの場合(片目、手術前後の検査・診察費用は別途)
単焦点レンズの費用に加えて多焦点眼内レンズ費用が必要となります
多焦点眼内レンズ費用(片目、メーカー:AMO、モデル名:PureSee の場合)
乱視矯正機能なし:31万円(税込) 乱視矯正機能あり:33万円(税込)
白内障手術を受けた後の通院はどれくらい必要ですか?
・当院では白内障手術は木曜日の午前中に行っております
・両目の白内障手術後の1か月の通院スケジュールの典型例
| 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
| 手術 | 診察(必ず手術翌日) | |||||
| 診察(火曜日でも可) | 診察(金曜日でも可) | |||||
| 手術 | 診察(必ず手術翌日) | |||||
| 診察(火曜日でも可) | 診察(金曜日でも可) |
・この後の診察は2回目(片目のみ手術の場合は1回目)の手術の2週間後、1か月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後に必要です
白内障手術は痛いですか?
・麻酔は目薬で行いますので、麻酔をするときの痛みはないです
・手術中に少し痛みを感じることがある場合もありますが、強い痛みを感じることはほとんどないです
白内障手術は失敗することがありますか?
・白内障手術は以下のケースのどれかに当てはまります
①通常通りの手術 → 術後の視力が良い
②通常通りの手術 → 術後の視力が良くない
③手術中にトラブルがあり追加の処置を必要とした → 術後の視力が良い
④手術中にトラブルがあり追加の処置を必要とした → 術後の視力が良くない
・失敗したかどうかは手術中のトラブルの有無というよりも、術後の視力が良いか良くないかで決まります
・95%以上は①のケースですが、②、③、④のケースもまれに起こってしまうことがあります
・術後の視力が良くない原因は角膜、虹彩、その他の目の中の組織の損傷によることが多いです
・白内障以外にも視力に影響する目の病気がある場合は、手術に問題がなくても術後の視力が良くない場合があります
・トラブルが起こる原因は主に2つあります
①手術の操作:使用している道具が目の中の組織を傷つけてしまう場合
②水晶体や目の状態:強く濁った白内障は手術中のトラブルが起こる確率が高くなります、また高齢であったり体質的に目の組織が弱い場合もトラブルが起こる確率が高くなります
・その他の詳しい白内障手術の合併症についてはこちらを参考にしてください →白内障手術の合併症